1999年初代のポルシェのデモカー911カレラを制作した時はエンジン音とパルスノイズと取付スペースの無さに頭を悩ませた。ノイズは車内でヘッドホンステレオを聴くとだいたいどの位置でもノイズが聞こえるレベルだった。それでも試行錯誤の末、ノイズはピタリと止まりました。
エンジンの音もかなりのものでしたが床のデッドニングとリアエンジンのちょうど上ぐらいにウーハーBOXを置くことにより大幅に静かになりました。あまりに静かになりすぎてポルシェらしさが少し欠けたので2003年に二世代目のポルシェデモカー911カレラ4Sではデッドニングの量を少し減らしてエンジンの音とオーディオの音の絶妙なバランスを保っています。
ただ二世代目ではフルタイム4WDでスポーツシャーシーになった為に取り付けスペースや振動の問題がさらに増し、しかも前回には無かったナビゲーションまでプラスしたのでピットマンは頭を抱えていました。結局は全ての問題をクリヤしたのですが、随分勉強になったと思います。
2001年に制作したBMWアルピナV10ではポルシェをはるかに上回るノイズに悩まされました。仕事の合間をぬってピットマン柳井(現在、下関店勤務)がコツコツと3ヶ月ぐらいかけて問題を解決しました。おかげでBMWの5シリーズと3シリーズには随分強い店になりました。
2002年にNSXタイプRを制作した時は、とにかく振動に悩まされました。あまりの振動の為に端子のハンダ付けに亀裂が入り数カ所で接触不良がおこりました。
結局ハンダ付けする相手にわずかにヤスリを入れて密着度をあげてアンプを縦付けする事で問題を解決しました。音質的にはわずかに横置きの方が良かったのですが、全般的にスポーツカーの狭い車内はカチッとしたまとまりのあるサウンド造りに向いていますね。ワゴン・スポーツカー別々なノウハウが必要になると思います。私達は3台の走る実験室を使って多くの音造りのノウハウを蓄積することができました。 |