SOUNDPUREDIO 

代表 井川氏が質問に答えます。

Q・ピュアコンは基本的に組み替え出来るパッシブネットワークと聞きましたが、スピーカーとアンプを直結出来るタイプのマルチアンプ方式の方が音が良いのではないでしょうか?
●熊本県菊陽町 山本さんより

A・ピュアディオグループがツィーターとミッドをマルチ駆動しないのは、二つの理由があります。
 一つはスピーカーのインピーダンスは普通4Ωと言われていますが、それは平均値であったり、静止時の抵抗値であったりします。実際にスピーカーを鳴らすと周波数によっては、下は3、5Ωぐらいから上は6Ωぐらいまで変化します。ピュアコンのユニットの組み合わせでセッティングすると、かなり4Ωに近づける事が出来ます。インピーダンスが整う事によりスピーカーの癖が取れてなめらかな音になります。
 二つ目の理由はピュアコン方式だとフロントアンプが1台で済む為、コストが安く上がり、消費電流も少なくなります。たまに「ウーハー用のネットワークは造らないのですか?」と聞かれる事があるのですが、ウーハー用のネットワークを造ってみましたが、コイルの大きさや、外部の干渉などの問題があり、チャンネルディバイダーの方が明らかに有利です。



より良いマッチングを取る為、MTLを百数十種類用意しています。



Q・井川社長はオーディオの調整の時にはどのようなCDを使っているのですか? それと、そのCDの聴き方のツボを教えて下さい。
●兵庫県姫路市 横山さんより

A・CDタイトル「永遠の詩」アーティスト上妻宏光 東芝EMI TOCT-25587

言わずと知れた、上妻のアップテンポの三味線!ギターと違って弦の残響がすぐに消えるので、ごまかしが効きません。今までの上妻サウンドに比べると、ベースの音は控えめで、高音のクオリティーは今まで以上ですが、やや高音の一部分がツーンと聞こえます。
 1曲目の「虹色の風」をメインに使って調整していますが、たまにドアの残響を調べる為に3曲目の「祭りと囃子」を使う事もあります。
このCDでウーハーがはっきり聞こえると他のCDを入れると低音が出過ぎになるので要注意!慣れてしまえば使いやすいCDです。
調整する前にプロ用モニタースピーカーで同じ曲を2回以上聴いてから調整に望むのがベストだと思います。


上妻宏光
「永遠の詩」